『フェア・ゲーム』読了

懸賞 2014年 10月 03日 懸賞

『フェア・ゲーム』(ジョシュ・ラニヨン)読みました。
最近も小説を全く読んでいない訳ではないのですが、
どうしても感想を書きたい、というものが無く、
気付いたら、読書感想がすごく久しぶりになりました。

つまりそれだけこの本の感想を書きたかったという訳で。
面白かったです、本当に。



続きが気になってページをめくる手が止まらない、
こんな感覚は久しぶりでしたね。
厚めの本ですが、一気に読んでしまいました。

作者名を見ればわかるように翻訳モノですが、
ミステリ風味のBLです。
(BL風味のミステリではない)

意外にミステリとしてもちゃんとしていますが、
あくまでもBLなので、ご注意を。
苦手な人は買わないだろうと思うけど。

でも翻訳モノらしい文章の読みづらさは無く、
丁寧で繊細な描写がとても素敵でした。
多少の性描写はありますが、それほどでもないし。


むしろ、そこに至るまでが焦れったくて、もどかしい。
お互いに両思いなのに、あと一歩が踏み出せない、
いい年をした大人の男だからこそ冒険できない、
二人の微妙な距離感を、息を飲んで見つめる感じ。

元々、私はそういう話がすごく好きなのと、
主人公が繊細で悩みがちなクールビューティなのが、
とてもツボにはまりまして。
久しぶりにこれは当たりだと思いました。

最近はどのBLを読んでも、
すぐに二人がくっついてしまうのが多くて、
片思い好きとしては物足りなかったんですよ。


あ、でも舞台はアメリカで、
主人公は身内にカミングアウトもしているので、
男を好きになってしまって云々みたいな
葛藤や悩みは全く無いです。

その辺は文化の違いというか、
日本よりもあっけらかんとして明るい感じ。
じゃあ、どうして
主人公がそんなに悩んでいるのかというと、
まぁそれは読んでくれ、としか言いようが(苦笑)。

結局は盛大な痴話ゲンカって感じですけども。
二人がお互いに心を開けば、すぐにくっつくのに、
ひたすらすれ違い続ける、
それも両片思いの醍醐味ですからね。
そういうのが好きな方にはオススメです。
[PR]

by mgear | 2014-10-03 16:08 | 小説

<< 『ブレイブリーデフォルト Fo...   2014年10月分の買うかもリ... >>