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熱海に梅を見に行ってきました。

懸賞 2005年 02月 06日 懸賞

熱海に梅を見に行ってきました。
まだちょっと早いけど…。



 ちょうどお天気も良かったし、満開にはちょっと早いけど、次に見に行けるのが、いつになるか分からないし…、ということで、思いきって行ってみることにしました。

 でも「熱海梅園」に着いた途端に、空が暗くなり、すっかり曇り空に。
梅の花もくすんでしまって、がっかりです。
ちょうど早咲きの桜も咲いていたのに…。

 天気予報では雨だとは言っていなかったし、歩いているうちに晴れてくるだろう、と期待して、梅園を先に進みます。まだ三から四分咲きといったところなので、人もそれほど多くなくて、のんびりと歩けて良かったのですが、空は暗いまま…。

 それでもいきなり滝が流れていたり、それを裏側から眺められたり、韓国庭園なんてものがあったり(どの辺が韓国なのか、私はあんまり知らないのでよく分かりませんでしたが…)、中山晋平記念館があったり、お土産物やさんが並んでいたり、梅の花以外でも楽しめました。

 しばらく歩いていたら、幸い晴れてきたしね。
 白い梅もきれいなんですが、紅梅のちょっとピンクっぽい「唐梅」という種類がすごく可愛くて、そればかりを眺めていたような気がします(笑)。
そうそう、「蝋梅」って知ってます?黄色い梅なんですけど。ちょっと変な格好なの。知らないと梅だとは分からないかも…。それも満開でした。


 とりあえず梅を何となく堪能し(苦笑)、ちょうどお昼頃になったので、熱海駅まで戻って来て、昼食にすることにしました。せっかく熱海だから海の幸が食べたいですよね。駅前はお土産物やさんがズラーッと並んで壮観。和食のお店もたくさんあります。
 その中で良い雰囲気のお店にカンで入ってみたのですが(つまりは下調べをしなかったということ)、お値段も手頃で、1500円くらいから定食があり、お刺身や干物など、いろいろ選べます。
 私は金目鯛の干物を食べたのですが、大きくて脂が乗っていて身がふわっとしていて美味しかったです。


 そして、今回のもう一つの旅の目的は、MOA美術館にある、尾形光琳・国宝「紅白梅図屏風」です。これは梅の咲く、この季節にだけ展示されているので、今見に行かなくては。

 こちらの美術館、外観もオシャレで立派なのですが、入館料も高いっす。なんと1600円。二人で3200円と言われた時には耳を疑いましたよ。大抵の美術館はせいぜい1300円くらいですからね(ビッグネームの○○展とかでも)。
 割引券を持っていて良かったです。観光案内所などにありますので、行こうと思っている方は忘れずに。あるいは前売り券を買っておいた方が良いかもデス。

 国宝「紅白梅図屏風」については、研究の結果、金箔を使わずに、あたかも使ってあるかのように描かれていたものだというのが判明して、最近話題になったので、記憶にある方もいるかもしれませんね。

 でも実際に見てみると、本当に金箔だとしか思えませんでした。素人目に分かるくらいなら、もっと早く発見されていると思いますが(笑)。
 四角い小さな金箔を貼り合わせているようにマス目の線が入っているんですけど、それもすごく自然だし、金箔どうしが重なり合ってちょっと厚くなっている(ように見える)部分も描いたのだとしたら(描いたんですよ)、細密な仕事ですよ。とにかくびっくり。


 それから、MOA美術館の他の収蔵品もすごいんです。
 何というか、節操なく集めてみましたという感じで(すみません)、国宝だの重文だのがゴロゴロしているのですよ。そして並べ方もテキトー(すみません)。見て見て!いっぱい集めたんだよ~!と言わんばかり。
 モネの睡蓮までありましたからね。すごいはすごいんだけど。
 あ、そうそう野々村仁清・国宝「色絵藤花文茶壷」が見られて良かったな。琳派展でも見たような気がするのですが、やっぱりきれいでした。形も可愛いし、色鮮やかでね。
 とりあえず見応えはあります(笑)。

 ちょうど梅が見頃になると思いますので、お近くの方は今週末にでも行ってみてはいかがでしょうか?

by mgear | 2005-02-06 02:06 | アート

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