「新選組!」感想です。これが最後…(号泣)。

懸賞 2004年 12月 15日 懸賞

最終回でした。
私は半年くらい前から見始めたのですが、本当に楽しませてもらいました。



以下ネタバレです。


 本当に最終回でした(当たり前)。

 その一週間前から、いえもっと前から、…終わっちゃうんだ、とうとう終わっちゃうんだ、と心の準備をしてきて。
 前夜にはスマステで、否応なしに気分を盛り上げさせられて、私は最高潮の気持ちで録画してあったビデオを見ました。
 (ゆっくりじっくり見たいので毎回録画でした。視聴率に貢献できなくてすみません…)

 もう最初から最後まで泣くぞ、私は。
 くらいの覚悟をしていたんですが、結論としてはあんまり…(苦笑)。


 とにかく泣けたのは、野際さん演じるお母さんが『近藤勇、よく戦いました!』と思わず叫んでしまうところ。
 あそこでは近藤勇は罪人扱いなのですよ。それに味方するような言動はしちゃいけないって、頭では分かっていた筈ですよ。
 ちょっと前には、奥さんのつねさんが、刑場に行く時に、取り乱したりしません、ときっぱり言い切っているじゃないですか。お母さんのふでさんもそのつもりだったんでしょう。

 それでも言わずにはいられなかった。それが母心ですよね。
 すると今度は次々に周囲の人たちも、良くやった、頑張ったぞ、と声を掛けてくれて。本当にあのシーンは泣けました。だからあのままの流れで処刑されていれば良かったんです、私としては。

 でもヒゲを剃る場面が入ったり、捨助のことが入ったりして、気持ちが逸れちゃったんですよね…。
 特にヒゲなんて、刑場に出る前に剃っておけよ、という感じ。あそこで剃ることに意味があるのだ、と言われたら仕方がないんですけど、私にはそれほど重要とは思えず。
 ま、これは私が女だから男性のヒゲの認識が違うのかもしれないですが、身支度を整えるという意味では、化粧と同じじゃないですか?刑場でいきなり化粧を始めたとしたらおかしいでしょ。その間、息を詰めて待っている家族の人たちのことを考えたら気の毒でもあるしね。


 それから捨助ね。あの最後もなんなのか。

 彼は居ても居なくても同じ役どころだったのでしょうね。事態をかき回しているようで、結局はどこの中にも入れずに周りで一人騒いでいただけだったんだ、という気がしました。

 うがった見方をすれば、捨助は傍観者であり、視聴者と同じ立場であったのかと。だから重要な場面は必ず見ているし、それでいて何かを出来る訳でもなく、そして最後には番組が終わるのと同時に終わりを迎えなければならなかったのかと思います。
 生き残ってしまったら、歴史の生き証人になってしまうから、それすらさせてもらえないってことですね。
 気の毒でもあり可哀想でもありますが、本人は満足した人生だったのではないかな。


 それから沖田くんも。
 華々しく戦ったと思ったら、やっぱり倒れるし。本気で死んだと思いました、私。史実ではまだ生きているけれど、ここで殺してしまったのかと思いました(苦笑)。
 優香というかお孝(だっけ?)をあっさり死なせたことにも、ちょっとびっくりしたけどね。やはり彼女も意味のない役回りで、でもこれは三谷さんじゃなく製作側の意向で入っていたのかなぁ、と思わずにはいられませんでした。

 あ、でもアリを出したのは上手いですよね。
 とはいえ、血の海はやりすぎ。普通病人をあんな所に寝かせないだろ。あの演出を入れたいなら、血を吐いた所で入れるべきだったな、と。それなら自分も苦しいのに、アリを助ける沖田くん、ということで彼の変化を感じられるじゃないですか。残念。


 そして最後。
 本当は最初に声を大にして言いたかったのを堪えてきました。でもやっぱり言います。最後の最後であの台詞は何。
 「歳…」って。なんじゃああそりゃああああ~~~~~!!

 『完』という画面を前に叫びだしたくなりました。
 私はあの台詞の後に「歳、みんな、ありがとう…」くらいの言葉が続くのかな、と思って見ていたんですよ。でも「歳…」だけ。それだけですか。
 つまりあんたは歳の為にこれまで生きてきたんですか。最後の最後に思いだしたのは歳ですか。

 しかもそのシーンの直前に歳さんが敵に突撃していく場面が入っていたでしょう。あれを見た人は、ああ土方さんもあれで死ぬんだな。そして一緒に逝ったんだな、と思ったに違いないですよ。
 いや、実際に史実もそうならば、それはそれで演出として受け容れられる所もありますが、そうじゃないからね?歳さんはその後、一年くらいは戦い続けていますから。

 あ、でもね、歳さんが最期に「かっちゃん…」と言って死ぬならば良いんです。それは良いんですよ。歳さんは新選組とかっちゃんのために戦ってきたようなものですから。
 だけど、近藤さんは違うんですよ。歳のため、じゃいけないんです。彼は局長なんだから、最期までみんなの局長じゃなきゃいけないんです。

 あるいはね、最期には一人の人間に戻る、ということで「母上…」とか「つね…」とか言うんだったら、まだ許せますが。

 もう私はショックでくらくらしちゃって、これまで半年見てきた最後の締めがそれか、それで終わってしまうのか、と、その後の回想シーンなんてあんまり見られませんでしたよ。

 そんな演出、腐女子だって喜ばねえぞ! いや、喜んでいる人はいるかもしれませんが、
少なくとも私は喜ばないです。

 でもでも、最後の最後に「京都では何が起こるのかな」という場面を持ってきたのは正解でした。あれは良い。あれでちょっと泣きました。
 という訳で、最終回は期待し過ぎて空回り、そんな感じの私でした。
 「新選組!」そのものの総評はちょっと落ち着いたら書きます。
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by mgear | 2004-12-15 18:32 | テレビ

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