愛知・犬山の旅(2)

懸賞 2004年 11月 22日 懸賞

二日目はいよいよ『国宝・犬山城』ですが、その前に。



 私たちがその前日に泊まったのは、本当に犬山城が目の前に見える川沿いの宿で、部屋はきれいで眺めも良く、料理は美味しくて値段も手頃という、とても良い所でした。
 そして食事が終わった頃、犬山城がライトアップされているから見て来たらどうか、と仲居さんが勧めてくれたのです。ここから歩いても10分掛からないくらいだから、と。

 そう言われたら行きたくなるじゃないですか。お城がライトアップされるのは珍しくないですが、実際に見るとなったら夜に行かないといけない訳で。地元でもない限り、なかなか見られるものじゃありませんからね。
 という訳で、カメラを片手にわくわくしながら行ってみました。

 すると、そこまでは神社の境内を抜けていくようで、当然ながら神社はライトアップなんてされていません。真っ暗です。
 町中でもないから、周囲もほとんど街灯もなくて本当に暗いのよ。これでは肝試し、あるいは丑の刻参りのようです。といっても、まだ夜8時を回ったくらいなんですけどね(苦笑)。
 しかも初めて来る場所だから、どこにお城があるのかすら良く分からず。ひと気もなく暗い神社の中をあっちへウロウロこっちへウロウロ。

 それでもようやく門らしきものを見つけたら…、しっかりと閉まっていました。ついでにそこからはお城は見えない位置…、がっくりです。
 これなら宿から眺めていた方がよっぽどきれいにライトアップされたお城が見えましたよ。いったい何のために来たのやら。
 ま、それでもこうして日記のネタにもなったし、夜のお散歩も出来たし(笑)、旅の思い出の一つということですね。


 閑話休題。
 はい、ここからは犬山城です。現存する最古の城で国宝に指定されています。
 写真で見た感じでは単なる小さい城というイメージでしたが、実際に見てみると、やはり歴史の重みを感じられて、風格がありました。
 紅葉も見事でしたが、なんと桜も咲いていました(寒桜?)。桜とお城は良く似合いますが、桜に紅葉にお城というぜいたくなスリーショットは絶景です。

 天守からの眺めも、周囲にあまり高い建物がないせいか、かなり遠くまで見渡せて、お殿様気分が味わえます。木曽川も一望できます。
 そして何より、天守には低い手すりしか無い!のです。身を乗り出したら落っこちます。怖いです。邪魔なフェンスなどがない分、眺めは良いですけれど。
 手すりに寄りかからないようにとの注意書きがありましたが、みんな怖がって手すりに近寄る人もほとんどいませんでした。高所恐怖症の人は耐えられないでしょうね(そもそもそんな人は上らないか…)。

 しかもこのお城、つい先日まで日本唯一の個人所有のお城だったのですよ。元和三(1617)年に成瀬正成が城主となり、以後成瀬家の子孫が入城。そのままずっと成瀬家の持ち物でした。
 現在は「財団法人・犬山城白帝文庫」の所有となってはいますが、その理事長も第12代犬山城主成瀬正俊氏の娘さんなので、つまりはお姫様ってことですね。個人所有といっても差し支えなさそうです(苦笑)。

 お城を堪能した後は資料館などを回りつつ、『有楽苑』に向かいます。こちらには『国宝茶室如庵』があるのです。織田信長の弟、織田有楽斎の建てた茶室ですね。
 残念ながら中には入れなかったので、格子から中を覗くだけ。それでも歴史を感じさせてくれる趣があります。周囲の庭園も美しく手入れされていて見事でした。
 とはいえ、以前からここにあった訳ではなく、各地を点々としています。ここへは昭和47年に移築されたとのこと。そう聞くとありがたみもちょっと薄れるかな(笑)。


 次は『日本ライン下り』です。他のお城を見る案もあったのですが、お天気が良かったのでこちらになりました。ここから優待割引券がもらえます。かなりお得なので、行かれる際には、ぜひプリントアウトをどうぞ。
 ライン下りとは、この川がドイツのライン川と似ていることから、日本ラインと呼ばれているらしいのですが、どこの川下りでもライン下りって言ってません?そんなことなかったっけ(苦笑)。

 それはさておき。
 木曽川の13kmを一時間かけて下っていくコースで、所々かなり激流の部分もあり、スリルを味わうことが出来ます。
 他にもライン下りは何度か経験済みの私。たいていはゆったりとしていて、時々水がちょっぴりかかるかなー、という程度なのですが、今回は違いました。

 ここは海?しかもシケですか…?と言いたくなるほどの白波が立っているんですよ。
 水よけのビニールシートをかぶらないとビショビショになってしまうので、ゆっくりと景色を見ている余裕もありません。その中でダンナさんは必死に写真を撮っておりました。ピントぼけぼけだけどね。その分、臨場感はありますぜ。

 特に流れの早い所は『早瀬』と呼ばれ、船がぐらんぐらん揺れるんですよ。いや、普通にしていても揺れるのに、船頭さんが揺らしてんのよ、ワザと(笑)。
 怖かったですよー、本気で。あれは子供泣くね。私は救命胴衣を兼ねているクッションから手が離せませんでした…。

 もちろん、そんな所ばかりだったら船酔いしちゃうので(笑)、ゆったりのんびりしている穏やかな流れもあります。そこでは紅葉や奇岩を眺めたり、船頭さんがトビやカモに餌をやるのを楽しんだり。カモが船を追いかけてきて可愛いの。
 そんな和みコースと荒波コースを繰り返しながら、一時間たっぷり楽しませてもらいました。これはまた乗りたいな。


 そして今夜は豪華ホテル(?)に宿泊。
 いつもはゆったり温泉宿なので、浴衣でフラフラ歩くのは気が引けるようなホテル、というのはめったに泊まらないんです。
 そのせいか、食事も緊張しちゃってねー。ナイフとフォークでフルコース…みたいのは駄目だなぁ(苦笑)。つくづく向いてないと思いました。
 それにホテルは何といってもお風呂がユニットバスなのがつらいですね。湯船に浸かってゆったりと疲れを癒すのが幸せなのに。温泉じゃなくてもいいからお風呂が欲しい~と思っちゃいました。私はそれほどお風呂好きじゃないですが(笑)。

 そんな豪華ホテルに泊まりながらも、その近くにあった大型古書店に足を伸ばしてマンガを買ってきてしまい、部屋で黙々と読む私たちなのでした…(苦笑)。
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by mgear | 2004-11-22 01:14 | 旅行

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