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「僕の歩く道」見ました。

懸賞 2006年 11月 08日 懸賞

「僕の歩く道」第五話を見ました。
思いっきりネタバレです。ご注意を。
書かずにはいられなくなっちゃってね。




今回はまた本当に泣かされました。
私は元々、ドラマを見て泣くことって、あまり無いのですが、
(マンガや小説の方が泣ける)
このドラマに関しては、毎回泣いてしまいます。

無理に泣かそうとしている感じじゃないからかなぁ。
もちろん感動させるように狙っている部分はありますよ。
でもそれはドラマとしては当然の演出だし。
だから私がこのドラマで泣けるのは、
『可哀想』で泣かせているんじゃないからだと思います。

例えば5話では、「僕も結婚するの?」の場面は、
『可哀想』だし『不憫』だと思うんですよ。
だから胸が締め付けられそうになるんだけど、
でも泣くというほどじゃないんですね、私は。
私が泣けるのは、前回の傘を差し出すシーンもそうだけど、
心が温まるような、優しい気持ちになるような、
そんな場面が良いんです。泣けるんです。

という訳で、今回もラストシーンに号泣ですよ。
しかも、ここまでテルは笑っていないんですよね。
嬉しそうにしていることはあったし、
きっと楽しいんだろうな、と思える場面もありましたが、
明確に笑っている所はなかったんです。
それは、このためだったのか!と演出の上手さに脱帽しました。

でも喜怒哀楽が表情に出ないテルですが、
見ていると、不思議と感情が伝わって来るんですよね。
家族や都古はもう知っていることでしょうが、
最近では動物園の仲間も分かってくれているみたいですね。

特に三浦くん。彼の変化はスゴイよ。
このドラマは小さなエピソードを積み重ねるのが上手いのですが、
三浦くんのテルへの接し方が、回を追うごとに、
どんどん親しくなっているのが分かるんです。

顕著なのは、食堂での場面かな。
最初はテーブルの端と端に座っていたのに、
段々と席が近づいてきて、いつの間にか隣同士に。
最近では会話も普通に交わしているくらいですし、
三浦くんだけじゃなく、他の人とも輪が出来ていました。

でもこれはやっぱり三浦くんの功績だと思うんですよ。
都古がテルと普通に接するのは当たり前だけど、
三浦くんがテルと親しくなっていくのを他の人も見ていて、
あれ?大丈夫なのかな、と思えたんでしょうね。

考えてみれば、動物園で働いている人たちは、
日頃から言葉を発しない動物とコミュニケーションを取っているんだから、
テルと親しくすることだって出来ますよね。
いやホントに、動物園で働くことが出来て良かったね、テル。
三浦くんと仲良くなれて良かったね、と感動しています。
すっかり母のような気持ちですよ(笑)。

だから食堂の「チキンカレー」のエピソードの方がむしろ泣けた。
三浦くん、君はそんなにテルのことを…、とジーンとしました。
花束贈呈の時もそうでしたよ。
テルを見つめる三浦くんの目は、もうすっかり家族目線でしたよ。
頑張れ!と応援するのと同時に、大丈夫かな、ちゃんと出来るかな、と
ハラハラしている感じが伝わってきました。
もう、本当に良い奴だね、三浦くんは。
…すみません。私は三浦くん大好きみたいです(笑)。


でもそのせいか、都古ちゃんのイメージが大暴落で。
どうしてあんな男と結婚しちゃったのかなー。
別れるんじゃなかったのか。
奴は絶対にまた浮気するぞ。
自分が奥さんから彼を奪ったように、
また誰かに奪われることは考えないのかな。
真面目でしっかりしていて、利知的な人だと思っていたけど、
それでもどうにもならないから恋なのかなぁ。

まー、確かに都古とテルが結ばれるとは思ってなかったですよ。
都古のテルに対する思いは、母心みたいなものだったしね。
恋愛感情じゃないだろうというのは分かってたけど。
でもなぁ~。がっかりでした。

それと気になったのが、テルの手紙のことですよ。
新居に持って行くんだね、と言われて、
「何だか捨てられなくて」って何だよ!
捨てないだろ、普通。結婚するからって捨てるのか?
いや、他の手紙は捨てたとしても、この手紙は捨てたらダメだろ。
テルが毎日、一日も欠かさず書いたんだよ?

都古は単なる習慣だから、みたいに思ってるのかもしれないけど、
それだけじゃない何かがあるはずなんだよ。
どうしても都古に伝えたいと思っている何かがあるんだよ。
でもテルにとっては、あの手紙が精一杯なんだよ。
それなのに……。

都古にはすっかり幻滅させられました。
あーあ、この先どうなっちゃうのかなぁ~。
動物園から都古が居なくなっても、
三浦くんがテルの支えになってくれますように……。

by mgear | 2006-11-08 02:00 | テレビ

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