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続・「新選組!」最終回の感想です。

懸賞 2004年 12月 16日 懸賞

最後じゃなかったのか、というツッコミは甘んじて受けます(苦笑)。



以下ネタバレです。


 「新選組!」のまとめを書こうとして、いろいろ思い返していたら、最終回について、まだ書きたいことがいくつもあったのを思いだしてしまいました。
 という訳で蛇足の補足。


 まずは左之助。

 助けに行くぞー!と言っていた時は、どうなることかと思いましたが(史実ではここで死ぬ人じゃないからね)、木の上から声を掛けるというのが、いかにも左之助らしくて良かったです。
 あの時は分かれちゃったけど、やっぱり放っておけなかったというのがね。思いのままに行動する彼は真っ直ぐで、見ていて気持ち良かったです。

 それでいて、後を頼むと新選組を見限って抜けたあの人(誰だっけ?)に託して行っちゃう辺り、ちゃっかりしているしね。それにあの人も託されて嬉しそうな笑顔を浮かべていたのが印象的でした。
 左之助、生まれてきた息子には会えたのかな。会えただろうな。あの左之助だったら、戦いに行くとしても、ちゃんと家族の顔を見てから行くと思うしね。


 それから斎藤一さん。

 上様から刀を賜っていましたが、「虎徹じゃ」とか言ってませんでしたか?
 近藤勇の愛刀が「虎徹」だったというのは有名な話ですよね。でもその当時もかなり高価なものだったらしいので、偽者の可能性も高いとかなんとか。
 まぁでも本物だとして話を進めると、名刀「虎徹」がそんな何本もあるとは思えないので、あれは近藤勇の刀か?と考えたくもなりますが、「近藤にやろうと思っていた」というような台詞があったので、それは違うということに。

 では近藤は「虎徹」を使っていなかったけれど、斎藤さんがこの後、近藤さんの刀だと言って、この「虎徹」を遺したとしたら?
 自分がもらった物ではありますが、本来は近藤さんがもらう筈だったのだから、と。それが後世に伝わって近藤勇=「虎徹」のイメージがついた、と。

 それなら近藤勇が、自分では買えそうにもない高価な名刀「虎徹」を持っていたことの説明になるかもしれません。
 そんなことを勝手に想像しちゃいました(笑)


 それから、歳さん。

 お兄さんとの対面で、声もなく泣いていましたね。
 あの人は本当にもう…。

 強いようでいて脆くて危うげで、クールなようでいて情熱家で。
 きっとすごく情の深い人で、自分の中にたくさんの想いがあるのだけれど、それを上手く表現できずに溜め込んでしまって、それが時々いろいろな形を取って、あふれてくるのかなぁ、と思ったりしました(夢見がち)。

 何をどう頑張っても、大切な人が処刑されようとしているのを救えない、さりとて、後を追って死ぬのは彼の意志に反するから出来ない、それならどうすりゃ良いんだよ、俺は。
みたいな気持ちでいっぱいだったんだろうな。
 多分、人前で泣くことなんて出来ない人で、それがあんな風に無防備に泣いたりすることが出来るのは、心を許した肉親の前だからなんでしょうね。
 胸を打たれました。…すみません、歳さんファンなんで(苦笑)。


 それから、最後に勝海舟がやけに良い人になっちゃっていて、近藤さんを死なせた半分くらいの責任はお前にもあるのに…と思って、ちょっと悔しくなったりとか、でも歳さんが後を追おうとしているのを止めてくれて、函館に行けと言ってくれたのは良かったとか。
 最後まで味方してくれた薩摩の有馬さんは、古田新太さんの演技も見事で(特に声が良いですよね、あの人)本当に良い役だったなぁ、とか。

 他にも書きたいことはありますが、キリがないので、このくらいで。

by mgear | 2004-12-16 19:59 | テレビ

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