「新選組!」感想です。
2004年 12月 06日
ネタバレなのでご注意を。
今回はもう『流山』というタイトルだけで泣けてしまいます。
意味もなく「終わりだよ、終わりなんだよ…」と呟いては、茫然としてしまったり、「愛しき友は、いずこに~♪」といきなり歌いだしたりする、アヤシイ人になってしまいます(苦笑)。
とはいえ、哀しくなりすぎるのを避けるせいなのか、それとも三谷さんがそっち寄りの人だからなのか、コミカルなシーンもいつもに増して多かったですけれど。
それだけに逆に哀しくなっちゃいますね。
みんな無理して楽しそうにしているみたいで。
流浪の新選組があっちへフラフラ、こっちへフラフラしながら負け続け、とうとう流山に行くことになった時には、行くなよ、行かない方がいいよ、と無駄な説得をしそうになりました。
でも、今回で近藤さんの最期の場面までやってしまうのでは、と思っていたのですが、そこまでは辿り着かなかったので、ホッとした反面、それじゃその後の新選組の描写はほとんどないんだな、とがっかりしたりもして。
何だかもう、全てに一喜一憂させられている感じです。
本当に終わってしまうまで、こんな状態なんだろうなぁ、と思いますが、それもあと一回のこと。
ああ、あと一回…。
自分で文字にしてみて、それだけで大打撃を受けております(バカ)。
今回の話で個人的にツボだったのは、
アリをつぶしちゃった沖田くんと優香(じゃなくて何だっけ?)がケンカをするところ。優香を見るたびに、あの役は別に彼女じゃなくても良いよなぁ、と思ったりもするのですが、今回は彼女の持ち味が良く出ていたと思いました。
だって、近藤さんの身になってみたら、亡くした恋人とそっくりの彼女が、他の男と仲良くしているんですぜ?きっと心中複雑ですよ。双子にした意味、あるのかね(史実だったらびっくりだけど…)。
それからオダジョー斉藤さんが、あの話はするな、と怒っていた所かな。歳さんに、俺も見たかったと言われて、ますます困ったような顔になっていたのが微笑ましかったです。
あんたにまで言われたくないよ…。いやむしろ見られてなくて良かった。そんな感じでしょうか?
新八や左之介みたいに、最初から最後までスタンスが変わらない人たちもいる一方で、斎藤さんはすっかり丸くなって人間らしくなりましたね。新選組に入って良かったと本人も言っていましたが、ホント良かったよ(笑)。
あー、それにしても歳さんの洋装も見られたし、ほぼ思い残すことはないなぁ。
あと一回、最後の一回を、じっくりと堪能させてもらうことにします。
by mgear | 2004-12-06 16:35 | テレビ